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先週のイギリスのEU離脱には驚きました。
実のところ、事前にニュースなどで騒いでいるものの
最終的には残留で決着がつくだろうと思っていたので
僅差とはいえ、現実になるとは予想外でした。
当のイギリス国民でさえ、本当に離脱になるとは予想してなく
その後のイギリス国内の混乱や
瞬時に世界同時に波及した経済の影響は計り知れないものがあります。
全世界で200兆円もの資産が消滅したとか
全く庶民の感覚では見当もつかない状況です。
ここにきて、安倍首相のリーマンショック前の状況・・・・
サミットでの発言に、逆に注目が集まりましたが
引き金を引いたのが、一国の国民投票だったとは
世界中のプロの投資家や、経済人も成す術がないようです。
アパレル時代にフランスや、イタリアの展示会に出向いた当時は
通貨統合はされてなく、今ほどの加盟国も無かったので
EUと言っても、あまりピンときませんでしたが
その後の統合の加速度が早まり
経済だけではなく、政治的にもヨーロッパは一つ
というような流れになっていたのが
ここへきて、難民問題や、経済格差などにより
協調性が薄れ始めてきた矢先の激震。
元々地理的にはイギリスは大陸と離れているので
独特なポジショニングを築いており
過去の大英帝国の幻もあります。
スコットランドなどの独立問題なども絡み
この先の世界経済、そして世界の安定にも
マイナスの方向に向かっているのは間違いありません。
アメリカの大統領選挙にも少なからず影響が及ぶと思われ
トランプ候補の、内向き発言、差別主義などは
今回の離脱派の主張にも近いものがあり
アメリカ国民が、今回のイギリスの国民投票を
どのように捉えているかも、全世界の安定の上で重要です。
国民投票は法的拘束力がないと言われていますが
再度の投票や、取り消しも考えられなく
後戻りが出来ないイギリス。
今回は若者が残留、年配や高齢者が離脱と別れましたが
世界一の少子高齢化社会の日本でも
同じような事が起きない保証はありません。
世界平和、そして経済の安定無くして
少資源国家日本の生きる道はないので
少しでも良い方向に風向きが変わりますように祈ってます。
サーカーの母国イングランドが
欧州選手権で、小国であるアイスランドに敗退。
FIFAランキングでは11位のイングランドに対して
アイスランドは34位ですから、番狂わせではありますが
一発勝負のサッカーの試合ならあり得る結果です。
タイミングの悪い敗退が
余計にイギリスの未来を暗示しているようです。
リオ オリンピック開幕も間近。
世界が一つになりますように・・・・・