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今日は先日観た映画をご紹介。
クリント・イーストウッド監督が10年ぶりに主演した映画です。
※ほんの少しネタバレあります。
御年89歳で、監督、主演
しかも全編を通して殆ど出ずっぱりなのには驚きました。
生涯を花の栽培に尽くしてきた人生でしたが
仕事にのめり込み過ぎて、家族を顧みない昔気質のアメリカン
時は流れ、時代はネットビジネスなどで、大きく需要も落ちて
やがて経営する農場は破産して差し押さえに
仕事も家族も、全てを無くした老人に
ある日、とある依頼が・・・・
それは、勝手知ったる全米の道を通って、あるモノを運ぶだけ
彼にとってはいとも簡単な仕事の見返りは、とんでもなくビッグなマネー
全米を駆け巡る年代物のアメ車も、いつの間にか最新モデル車になり
ありとあらゆることを、お金の力で取り戻していく。
しかし、ある日、お金では買えない大切な モノ に気づく。
それは、長年離れて暮らす家族への想い
ヤバイ 仕事を投げ出し、家族の元へ駆けつける
そんな彼の行動に、運び屋の依頼人から狙われる立場に
そして、警察からもマークされるようになり・・・
逃げ隠れすることなく、朝鮮戦争にも行った元軍人は毅然と
「私は有罪です、罪を償います」
騙されて、利用されたと弁護すれば、執行猶予も付けられる事件。
家族との絆を取り戻した彼には、もう人生に於いてやり残したことは無い
クリントイーストウッドの深い皺に刻まれたセリフが印象的な映画です。
犯罪をメインに描いた映画なのですが、随所にアメリカの良い面、悪い面の表裏の姿を織り交ぜてあるので、飽きることなく展開していきますが
ハリウッドスターの神髄を魅せた、彼でしか演じられないストーリーです。
90歳を前にしてこのパワー
彼から見たら、還暦を過ぎたばかりの人間など子ども扱いですね(笑)
物凄い ゲンキ を貰えた映画のような気がします。
是非とも、映画館でご覧になってください。