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アメリカ映画

2019-03-27

今日の映画

今日は話題のグリーンブックを紹介。

アカデミー賞の各賞を受賞したので
既に、ご覧になった方も多いかと思います。

物語はニューヨークから始まりますが
白人と、黒人の中年男性の物語です。

イタリア系移民の下町育ちの粗野な白人の運転手兼用心棒のトニー
黒人ながら、富裕層の生まれで、天才ピアニストのドクターシャーリー

全く正反対の二人が2か月のツアーでの悲喜交々をテンポよく描いています。
実在のモデルを元にしているのと、歴史観を忠実に描いていて
※時代背景の1962年(私が5歳)は東京オリンピックの前々年です。
アメリカが世界唯一の超大国にして、アメリカンドリームのあった時代です。
しかし、当時のアメリカ社会は黒人に対する歴然とした差別があり
※今の時代も根強い差別は存在します。

特にアメリカ南部地域は、州法などで厳しく黒人の自由が制限されていて
黒人が旅行などで出かける時には、宿泊するホテルもモーテル(アメリカ独特のハイウエー脇の安宿)とか、レストラン・酒場なども入場できる場が限られていて、それをガイドする形で生まれたのが

GREEN BOOK

それを片手に南部の各州の街を演奏旅行で訪ねるなかでの
白人と黒人の葛藤や、様々な事件に巻き込まれて・・・・
差別主義者であった白人トニーと、黒人のドクターシャーリー

水と油であったふたりが、いつしか相手の立場や想いを感じていく
そして、最後のコンサート会場で・・・ついに

この映画のラストは
ぎりぎりニューヨークに戻ってきて、トニーの自宅で行われていたクリスマスパーティで物語は終わりますが

この二人や、トニーの家族
そして、トニーの奥さんのドロレス
このシーンは本当に素敵なので、もう一回観たいと思うほどです。

白人も黒人も同じ人間
理屈では理解できますが、実際には対立が無くならないのも現実。

前週観た、運び屋もそうですが
お互いを認め合うことの大切さを、今の時代だからこそ
映画というエンターテインメントで、何度でも訴えることが必要ですね

観終わって・・・・・
いつもは、面白かった! って感想が多いのですが
今回は、本当に いい映画だった!

上映時期もあと僅かなので、気になる方は映画館へどうぞ

余談・・・ですが

私が20歳の頃(1977年)にアメリカ旅行に行きました。
当時は海外旅行へ行く人が徐々に増えて来ましたが
アメリカ本土へ行く人は少数で、ロスアンゼルスを起点に
飛行機でカジノの街、ラスベガスを往復。

まだ日本に無かったアナハイムのディズニーランドや
南下してサンディエゴではシーワールド。
そして、国境を超えてメキシコのティファナへ

そこから一気に北上して、サンフランシスコのケーブルカー
その途中は、レンタカーを借りての、ホリデイインを宿に2週間の旅。

カーナビも無い時代、英語も話せない珍道中でしたが
今でも鮮明に覚えているのは、アメリカのスケールの大きさと
アメリカ人のライフスタイルへの憧れと共に、様々な人種のるつぼであること。

フリーウェイ(あちらは有料道路ではありません)を
左ハンドルのオートマチックトランスミッションで疾走したあの景色。
これは生涯忘れられない・・・・これが  アメリカですね(笑)

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