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結婚式の衣裳を選ぶ時
花嫁さんにとっては、今までのどんな高価な買い物よりも
大切なもの それが、衣裳選びでしょうか?
それだけに、結婚式の日取りが決まると同時に動き出します
どんなデザイン、シルエットがいいかな?
カラードレスは何色にいようか?
和装も着たいし、色打掛って重たいのかな?
様々な期待に胸を膨らまして
いざ、衣裳選びにドレスショップ(又は衣裳室)にアポント
そして、今までお勉強してきたことを、頭に描きながら試着開始
ここまでは、本当に楽しい気分で、まさしくルンルンの状態です
しかし、いざ試着に訪ねて見ると
これは人気商品(ブランド)ですから
こちらは、大変お似合いですから
などと、矢継ぎ早に攻め立てられ(口調は穏やかですが)
先程までの、夢にまで見た楽しい衣裳の試着が
一転して、商談の場に変貌する
そして、今日決めてください!
今日でしたら、お値打ちにさせていただきます!
早く決めないと、お隣のお嫁さんに取られますよ!
次第にエスカレートして、追い込みをかける
これは極端な例ではありません
私共にご来店されるお客様の大多数が、多少の差こそあれ
ほとんど経験している衣裳選びの現場です
衣裳選びも、言ってみれば買い物の一種ですから
お店側がお客様に商品をお勧めすることは当たり前です
一生懸命であれば、多少は熱を帯びてくることも仕方ありません
けど、良く考えてみてください
花嫁さんの気持ちを
結婚することが決まり、結婚式の日取りも正式決定
ここからの4~8カ月は、結婚式に向けての準備
そのなかでも、最も楽しみにしていたのが衣裳選び
えっ? まだ初めての試着なのに・・・
他のお店も廻ってみたいのに・・・
これって、似合っているかわかんないし・・・
サイズの不安なんだけど・・・
小物とか、付属のものはどうなんだろう・・・
家族にも相談したいのに・・・・
金額的にも妥当な予算なのかもつかめない・・・
こんな不安な気持ちを持ったお嫁さんに対して
先程の、積極的過ぎる接客は苦痛でしかありません
初回の接客が全てこのようだとは思いません
しかし、お越しになるお客様から聞こえてくるのは
そんな内容が多いように思います
商売ですから、うちで決めてくださいと言うのは当たり前です
でも、それってお客様サイドに立った接客ですか?
一生一度の大切な衣裳を探している花嫁さんに対する
自分の娘、息子さんや友人にも同じような言い方しますか?
答えはありませんが、なんだか理不尽な話しが多く
これは、ここ2~3年増えつつあります
商品を購入して、実際にクレームを言う人はごく僅かです
そんな善良な考えをもった人達が
お店さんの言われるままに、渋々納得させられる状況
どう見ても、誰が見ても おかしい と感じます
自信のある店とか、サービスの人達に共通していること
無理強いは絶対にしない
公明正大な見積もりであり、価格表示をしている
他の店や、業者さんとの比較を嫌がらない
何故なら、絶対的な自信があるからです
その逆のところは
早く決めて
今決めて
他には行かないで
無くなりますよ
お勧めの接客用語ではなく、なんだか脅かしみたいな
なかには、他のところへ行くんだったら
その場で絶対に決めてこないでください・・・だって
呆れかえりますね、その店こそ上記の脅かしをしているのに
自分のところが、そんなスタイルで接客しているので
他でも同じだと思っているのか、お客様を信用してませんね
私はいつもこう言います
うちの商品より気に入ったものがあれば
どうぞそちらでお決めください
もちろん、商品選びのチェツクポイントを事細かく教えます
間違った商品を選んで欲しくない
親切でないお店で決めて欲しくないだけです
何故なら、一番後悔するのは花嫁さん自身なんですから
結婚式当日に、本当に満足できる衣裳を着れなかった思い
結婚式の感動とは別に、心に引っかかるものがあるはずです
100%の満足はないのかも知れませんが
店や、業者側が100%満足の引き算をしていてはいけません
今一度、お客様サイドに立って商いをする時期です
今日の接客で、再度考えさせられました
久し振りに毒を吐きましたかね・・・・・
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コメント
お客様の立場を考えると、私の場合は、高い物を勧めるのではなく、安い商品とお買い得な組み合わせです。
女将自ら、そんな事をしては駄目なのでしょうが、今の不景気を考えるとお財布に優しい商品。
職種は違いますが、お客様の立場を考え感じる。
とても大切な事です。
いつもコメントありがとうございます お客様の立場大切ですね