岐阜のウエディングドレス、タキシードの貸衣裳はドゥエ・ネガティボ

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本当に着たいもの・・・・

2012-10-25

LIFE

今日は平日にも関わらず終日接客させていただきました
しかも珍しいことに、すべて提携外のお客様
いわゆる衣裳の持ち込みをされるお客様です

それぞれ指定店、または式場内の衣裳室には試着済みです
中には何度も足を運び、いろんなお店を廻っている方もいます
一昔と違い、最近は全般的に持ち込みは減少しています

理由は3つ
①指定店で決めると、いろんな特典
(そうでもないこともあります)がある

②指定店で気に入ったものがないが
仕方なく、その中から選ぶ
※この場合の指定店は一軒のみが多いです

③持ち込みしたくても、持ち込み料が高くて断念

様々なケースが混在するので一概には言えませんが
③のケースはかなり問題があります

持ち込み料(保管料)の設定は式場さんにとって
ある程度はやむを得ないと思いますが
お客様に対して、最初の段階で充分説明がされているか?
やはり商契約ですから、衣裳を持ち込む場合は
一定額の持ち込み料が発生しますと言うべきです
もっと言えば、きちんと理解していただく必要があります

この初歩的なことも聞いてないお客様が多く
現実には契約書に記載されているので
読んでないほうが悪いと言われるんですが
保険の契約時の細かい文章の羅列と同様
正直、あまり見ている人は少ないと思います

私は説明不足の式場さんを批判しているのではありません
お客様は最初から持ち込みを考えているのではなく
自分自身が気に入ったものがないから
本当にやむを得ず、いろんなお店を廻っているんです

ブライダル雑誌を見たり、ネットを検索しながら探すんですが
一般的なパソコンや、家電等と違い
どうやって比較するかもわからないので
殆んどのお客様が、相当な時間と労力を使っています

しかし、これは何回も買い替えの利く商品ではなく
一生に一度の、大切な衣裳選びなんです
ですから、納得のいくまでトコトン探すんです

一時のように安いものを探したり
タレントさんの知名度に頼る風潮も下火です
何故なら、今の感度のいいお客様は

基本的に上質で個性的指向が強いんです
会場さんが同質化すればするほど
自分の衣裳は、他の人と差別化を図りたいんです

そんな中、カップル合わせて30万以上の持ち込み料って?
これは明らかに、気に入った衣裳は着せませんよ・・・
って、式場さん側が言っているのに等しいです
これは誰かが言わなければいけませんよね

自分の息子や、娘
または大好きな彼女
もっと関係が薄くて、知人でもいいですが
その人が、晴れの一日に着る衣裳を妥協して
本当の笑顔が見られない・・・・なんて
そんな悲しいことが、想像できますか?

たかが衣裳かも知れませんが
一生に一度の機会である結婚式に着る
大切なものだと思います

もう一度言います
持ち込み料の制度そのものが、悪いのではありません
持ち込みされるような、貧弱な品揃えがいけないんです
持ち込みされるような、プロフェッショナルでない接客がいけないんです

このドレスは直しが出来ませんから
お客様のウエストに腹巻をまいて太くして
お客様がこのドレスに合わせてください!
これを他の業界の人が聞いたら大笑いです
お客様の思いや、希望を実現することなく
安易に高額のご契約をいただいていいものでしょうか?

今日はいろんな思いを抱いた一日でした
お客様の為って? 何なんでしょうか?

私の答えはひとつだけです

心から親切にする

親切にする為には、嘘やごまかしは通用しませんからね

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