岐阜のウエディングドレス、タキシードの貸衣裳はドゥエ・ネガティボ

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感慨深い一日

2013-06-18

LIFE

今日6月18日は何の日?
ビルマがミャンマーになった日・・・・

それもありますが、個人的な事ですみません
娘の誕生日です(笑)

お子さんを持つ親なら誰しも経験する
第一子の誕生前のわくわくドキドキ感
今と違って、事前に男の子か女の子かも判らない

もちろん自分が親になることも想像出来ず
生まれたら、どんな感情を抱くのかな?
当時住んでいた世田谷の個人病院での出産

初産は時間が掛るので、旦那さんはもう帰っていいですよ
今なら、付きっきりで待機している人が多いと思いますが
当時は男は自宅で待つ・・・・・みたいな感じでした
※他の方がどうしているかは知りませんが・・・

夜の11時過ぎに歩いて10分ほどの自宅に帰り
やることないから寝ようかな・・・・・しかし
当然ですが、寝られるはずも無く

ビールとかを少々呑んで、ウトウトしていると
家の電話(携帯はありません)がけたたましく鳴り響き
寝ぼけた感じで電話に出ると

「生まれましたよ」
何と女医の先生からの電話でした
夜中に生まれるから、朝方に来なさいと言われていたので
気が動転するほどびっくりして

思わず出た言葉が
「先生・・・どっちですか?」
「女の子よ」
「えっ・・・女の子ですか?」
「女の子のどこがいけないのよ!」
先生は少し怒ったような口調でした
「いえいえ先生、男の子だと思いこんでいたので・・・・
ただただビックリしてしまったんです」

「分かったから来なさい」
「今からですか?」
「見たいんでしょう?」

「こんな時間に行くのは規則違反ですよね?」
「じゃあ~止めとく?」
「いや・・・すぐに行きます!」

本当は駄目だったんですが、先生が特別に許してくれたんです
それから無我夢中で走って病院まで行きました
古い佇まいの木戸を開けて中を覗くと

看護婦さんがシーって口に人差し指を
「内緒ですから、静かに入ってください」
「はい!  分かりました」
「静かに・・・・・」と、またまた怒られ

嫁さんに会う前に
玄関から入ってすぐ左の新生児室を案内され
そこで初めて目にする我が子

「こんなにちっちゃいんだ・・・・赤ちゃんって」
駄目だと言われていたのに、大きな声を出してしまい
先生に怒られるかと思いきや

「五体満足に生まれてきて感謝しなさいよ・・・」
もぉ 言葉に出せないような複雑な感情がこみ上げてきて
「先生  ありがとうございました」

その後、個室に居る嫁さんに会いましたが
ここでは言葉は何も要りませんでした
ご苦労様  よく頑張ったねと
心の中でつぶやきました

 

そのあとしばらくして落ち着いたら
初めて自分の両親の事を思い出し
親父やお袋は自分が生まれた時に、どんな思いだったんだろう?

子を持って知る親の恩

ありがとう  ありがとう ありがとう
数え切れないほどのありがとうを言いながら家路に着きました

あの日の事は生涯忘れません

照れくさくて家族には見せられませんが
自分の記憶を残したくて書きました

お誕生日おめでとう!

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