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FBでお知り合いになったIさんの投稿で
気になるものがあって、興味がありますってコメントしたら
わざわざ東京から送っていただいたのがこれです
※大きくして見てくださいね
つなぐ通信 創刊号です
いわゆるフリーペーパーなんですが
私が今まで見てきたようなものではなく
ターゲットをシニア世代に絞り込み
クーポン券などのお得情報もないのが特徴です
フリーペーパーというよりも
書店で普通に売られているライフスタイルマガジンみたいで
押しつけがましい誌面はありません
取材&編集を丁寧にされていて
表紙の写真に代表されるんですが、とてもナチュラルで綺麗です
全ページに流れている空気感が統一されているので
この手のものにありがちな
興味のあるところの拾い読みが出来ません(笑)
何故なら全部のページを読みたくなるからです
これはターゲットを絞った効果だと思いますが
同じ時代を生きてきた世代としての共通の価値観
これが自然体で表現されているせいでしょうか?
フリーペーパーは読者からお金を戴かない代わりに
クライアントである企業からの広告費で成り立っています
全36ページのうち4ページ程が純広告
他に取材先とのタイアップ広告かも? って少し思ったのが数ページ
※これは私の主観ですので、普通に取材ページかも知れません
しかし、普通に見ていたら編集のページにしか見えません
その位、広告が前に出ていないので
採算的にはどうなのか?って思ってしまいますが
シニア世代へ向けてのフリーペーパーという性格を考えれば
露骨な広告は逆効果を生むことはあっても、プラスにはならない
ページを丹念に目を通した読者が
それぞれのページに出てくる人達の生き方に共感する
その延長線上で目にする広告
テレビでCMタイムになると急にチャンネルを替えたくなる
あれは、この高いCM料を払っているスポンサーはうちですよ!
みたいな押しつけがましさが感じられるからでしょうか?
企業としては当たり前の論理ですが
あえて強く主張しないのも、この世代には有効かも知れません
ここで中身はご紹介できませんが
使い込まれたものたちは美しい・・・
実に含蓄のあるキャッチです
最初に手にした時(購入)は単なる物
それを使いこなしていく中で経年劣化
しかし、これを長年使い込むことによって生まれる
独特な味わいや風合い
所有者である人間と、使われている物
これがコラボしながら、ものでありモノになっていく様
それを表現する言葉は、美しい
これで充分ですね
表紙の写真はお台所で使うふきんです
私は写真のナチュラルなイメージから
てっきり洗いざらしのシャツとかの洋服に見えました
ここからは創刊号の巻頭の言葉です
いいものを、つないでいく
今、わたしたちがするべき大事なことは
先人たちが築き、受け継がれてきた”大切な原点”を拾いあげ
それを次の世代に伝えること
「人・心・世代・命・文化」がつながることで、みんなが元気になる
「つなぐ通信」はそういう志と気概をもった人たちが集う
大人のマガジンです
3.11 この日を境にして
人々の価値観は変わったように思います
そんなことを再認識させていただいた内容でした