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当たり前の日常

2017-11-28

LIFE

今日は午後から某病院へ

病院が好きな人はいないと思いますが
お見舞いにいく用事があって訪ねました。

最近ではセキュリティー強化の為
受付でIDを首からぶら下げて入室します。

詳細は伏せさせて頂きますが
私より少し年齢の高い知人のお見舞いでした。

面会時間がスタートしていましたが
リハビリに出掛けていて、お部屋で待つこと5分。

リハビリから車椅子で病室へ戻ってきた彼に逢ったのは3か月ぶり。
合同の還暦を祝う会で、笑顔で話して以来です。

それから、たったの3か月で彼から笑顔は消えていました。
それどころか、全身の不自由と共に、あれ程大声で話していた声まで・・・

付き添いのご親族の方や、友人からいきさつを聞きましたが
想像を絶する大変な状況が起こっていて、やっとリハビリの段階にたどり着いたようです。

年齢の割にスポーツマンで、お酒も嗜み、何よりも朗らか
なんの兆候もないように思っていたのですが
今になって思えば、やはり直近ではそれに繋がるような症状があったようです。

それでも、前日まで美味しくお酒も頂いていたので、尚更です。
何とか動かせる左手で、私の手を握る力は強く
話さないのだけれども、目を見ていると話しているようにも感じました。

自分自身が彼の立場になったら・・・・・
正直なところ、現状では全く想像がつかないのが現実です。
しかし、彼がそうだったように、誰もが1%も予想をしていなかったことが起きたのです。

夜寝て、永い眠りから覚めたら、自分が昨日までの自分と別の人間になっている
頭の中身も、心も変わっていないのに・・・・
何不自由なく、当たり前に動いていた手足や身体が、全然いう事を聞いてくれないもどかしさ

仕事も、プライベートも、全てがストップしてしまう
夜明けと共に目が覚めても、それが悪い夢ではなく、目の前の現実であるという事実。

どうやって受け入れればいいのか?
何故? どうして? 数えきれないほどの自問自答

訪問した15分、様々な想いが交錯しました。
私が彼に出来ることは何もありませんが
彼が大好きな  夏の海  を思い出せる。
季節外れの向日葵を飾っておきました。
※もちろん造花です。

人並外れた体力と運動神経の彼
懸命なリハビリを自分自身でこなしています。
どんな過酷な状況に置かれれても
本当の意味で、諦めない彼の強さを感じました。

彼と一緒に海へ行っている友人たちが
早く元に戻って、波乗りするぞ~って声を掛けているようです。

今日という一日
いや、この一瞬さえも大切にしなくては・・・・
当たり前の日常に感謝して
彼の、一日も早い回復を心から祈っています。

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