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昨夜の台風は関東方面直撃で、各地で被害も出たようですが
昨年の関西方面から東海地区への台風よりは軽く済んだようで一安心でした。
しかし、昨夜から交通網もストップして、今朝も午前中は運行休止や道路の通行止めが多くあったようで
人的な被害こそ、ほぼ無かったようですが、経済的な損失はかなりのものです。
地震や、台風などの自然災害は、どのエリアでも大変なことになりますが
東京を中心とした関東圏では、日本の人口のかなりが集中しており
それに伴い、政治、経済、学校・・・・すべてが一極集中していると言っても過言ではありません。
山手線だけでも止まれば、ホームはもちろんのこと、駅や駅周辺も人で溢れるのに
それが、今回は全ての交通機関に及んでいるので、相当に困っている人は多いかと思います。
震災の時の様に、会社や学校には出社していないので、いわゆる帰宅難民は少なかったようですが
成田空港なども、電車、リムジンバス、そして高速道路の通行止めが重なり、正に陸の孤島状態に
昨年の関空の高潮による被害は甚大で、数日間閉じ込められた人も多かったようですが
今まで想定していなかったことが次々と起こっています。
過去には計画停電などもありましたが、毎日当たり前にあるインフラ
電気、ガス、水道、交通機関・・・・これが止まるといかに困るか?
しかも、人口が多い為に、その被害は加速度的に拡がっていくのが都市型災害の特徴です。
私が東京にいた20年くらいの間にも、台風、地震、大雪・・・・など自然災害は何度もありましたが
その当時は、交通機関や、役所、警察、そして民間の人々も
電車は止めない、常に正常になるように最大限の努力をする・・・・
渋谷のバスターミナルで長蛇の列に並んだことも過去にありますが
それでも、今のように大混乱していた記憶はありません。
その当時も携帯電話はありましたが、決定的に違うのは、今ほど情報の伝達が早くなく
インターネットも初期の頃はパソコンでしか見られないので
今のように、 スマホ で全ての情報が瞬時に手に入る時代とは雲泥の差です。
道も覚えなくても、車に乗ればカーナビ、歩くのにもグーグルマップで検索。
それだけに、人それぞれが自分の力で探し当てる、生き抜く・・・みたいは力が削がれているようにも感じます。
今、密かに中高年の間で人気のテレビ番組
所ジョージ司会の、ポツンと一軒家
グーグルマップで上空から過疎地の一軒家を探して、実際に訪ねる番組ですが
毎回、各地の一軒家が紹介されています。
そこで共通するのは
人里離れた場所に住んで、不便なことも多いのですが
それを補うほどの、大自然、人との繋がり
そして、何よりも高齢になっても失わないチャレンジ精神と
自分たちの土地を愛して、先祖を敬う、日本人の心です。
実際に一軒家に住むことは出来ませんが、都心部の過密状態や
ちょっとしたことでも、自分自身では何も出来なくなるような環境を見るにつけ
一時言われていた、地方分権、地方移転を国家的に進める時がきているのかもしれませんね
来年は東京オリンピック
どうか、開催中に自然災害が起きないように祈るばかりです。